日本では、身内に不幸があると、一定の期間「喪に服す」習慣があります。
祝い事、喜び事は控えなさいっていう期間ですね。
所説あって、1年間は喪中とかなんとか聞きますが・・・。
期間やよく言われる神社でやってはいけないこはどんなことなんでしょうか。
喪中時期の・参拝・初詣・宮参り・安産祈願・祭り について書いています。
日本には、仏教の教えと、神社(神道)の、二つの教えがあります。
■神社=神道
神社は神様をまつるところ。
鳥居は神様の通る道です。
神様は人が亡くなり、穢れ(ケガレ)がついていることを嫌う為に、鳥居をくぐるのはNGとなっているそうです。
神道の教えに従うなら、喪中の間は神社には入るべきではないという事です。
■お寺=仏教
仏教の教えに従うなら、仏様のおられる寺院で葬儀は執り行われますから、喪中でもお寺への出入りはOKな訳ですね。
仏教では亡くなった方は浄土へいかれる=仏様の近くに行かれたと考えていますから、死は嫌うものではなくて、むしろ大切な人を想い手を合わせる場所。喪中こそ行きたくなる場所かもしれません。
(喪中の年の年末は、11月中に喪中葉書を準備しましょう。※年賀状の準備が始まる前に届けるのがマナーです。)
現代の方は、お寺と神社の違いも一見すると分からないかもしれません。だから鳥居をくぐってはいけない理由がピンとこられないのかと。
神社には鳥居があり、神様が通るところ。 お寺は亡くなった方を祀るところと覚えるといいかもしれません。そして、忌中と喪中で考え方が二通りです。忌中は、いうなれば、自宅謹慎の期間喪に服し慶事を避けて生活する期間。
喪中は、個人の冥福を祈り、偲びながら悲しみを乗り越えて、通常生活に徐々に戻す過程
の期間。人によるところが大きそうです。
仏教では、49日、神社は50日(忌中といいます)が喪に服す期間らしいです。
神社は、人が亡くなり、穢れのついている50日間は鳥居をくぐってはならないとのことです。
これに対して、お寺さんは、7日ごとに7回、お経をあげに来られますね。7日毎を7回
、この49日間は修行期間なのでお寺に行くほど善い行いらしいです。
興味深いですね。このことから、神社の鳥居は、50日間くぐってはいけないけど、
お寺に鳥居がついている場所なら、かまわずくぐっても良いってことです。
日本における神様は、死というものを、穢れとして、お嫌いになられてるそうです。だから、忌中の50日間は参拝してはいけないとわれているんですね。また、神社の神道には、戒律がないそうです。ってことは、特に罰せられることはないということ。
個人のとらえ方?信仰心の問題かな?と思いますがどうでしょう。
日本の神様って、心が深いから、いつも感謝してればバチはあたらない?
くぐってしまっても、あまり気にせずに過ごして良いのです。
この知識を知ったあとは、わざわざくぐりに行くのは避けた方がもちろん良いですけどね(^ ^;)
先に出てきた1年間は、仏教でいう1周忌までのことで、亡くなった方を悼む期間ですの
で慶事のお祝いを控えます。よく、1年間は喪中だから、派手なことはしてはいけないって、
聞くんですが、これは、根拠はなさそうですよ。故人の冥福ふ祈ってたり、死を受け入れ
、残された方たちが、社会復帰して新たな生活をスタートさせる目安の期間かな?と
私は思います。
で、初詣ですが、不幸があって、50日以内なら控えます。1年くらい初詣に
行かなくてもいいじゃないかと思います。それも思い出ですからね。
どうしても行きたい、特別な年で新年のけじめをつけたいというような場合はには、
それなら、お寺の鳥居をくぐりなさい!お寺は50日以内でも参っていいんです。
行けば行くほど、修行になりますから。
忌明け(50日過ぎてから)後だったら、正々堂々とお宮参りできますね。
忌中だったら?たった1度しかない宮参りです。赤ちゃんの健やかな成長を願いたいですよね。
そんな時は、お祓いを受けてから、参拝する方法があります。
神社へ事情を説明し、玉串料をお支払いして、祓っていただくんです。
その後、宮参りへ行けばよいそうです。七五三も同様によさそうですね。
我が家、ちょうど、七五三の1ヶ月前に、曾おじいちゃんが亡くなりまして、
写真撮影と、家でケーキを買って食べたくらいで、長女の3歳のお参りはしませんでした。
健康に育っていますが、氏神さんに祓って頂いてから、お参りに行けば良かったかな、と、
今、後悔いたしております。みなさん、後悔のない道をお選びくださいね。
忌中(亡くなられて、50日の間)を過ぎられていたら、問題ないでしょう。
祈願に行かれてください。問題は、忌中だった時です。神社参拝は行かないほうが
いいでしょう。戌の日にこだわって?ゲンを担いで祈願されたかったら、
仏閣を選ばれたらいかがでしょう。お寺は、忌中に行かれれば、行かれるほど修行になって、善行
になるそうです。安産祈願といえば、神社がメジャーですが、お寺もよさそうです。
鬼子母神を祀ってあるお寺もあるそうです。昔は、寺子屋っていって、子供の学校みたな
ものだったし。こうしなさいっていうのは、ないですね。そのときのベストをみつけましょう。
忌中だったら、お祭りも行かないで、喪に服して、自宅で静かに個人偲んで生活していた
いですね。近所のお祭りのお世話が忌中に入ってたら、理由にお休みさせてもらっても
構わないでしょう。不幸があって50日って、落ち着かないものでしょうから。まだいつも通り
に生活できないでしょう。神社主催で行われるフリーマーケットイベントなども、50日以内でしたら遠慮した方がよいですね。
忌明け後だったら、早く、残された方たちが立ち直られて、新しい
生活をスタートできるように、お祭りも良いでしょう。
喪中と言っても、神道と仏教では考え方が違うことが分かってもらえたでしょうか。
神社に行くのは、不幸があって50日を過ぎてからにした方がいいってことです。
きちんと信仰を守られるなら1年は鳥居をくぐらないという方が、より安心ですね。
(喪中の年の年末は、早めに喪中葉書を準備しましょう。年賀状の準備が始まる11月には届くよう)
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